専門研修プログラム｜伊東市民病院

専門研修プログラム

Specialty Training Program

臨床研修センター
専門研修プログラム

プログラム責任者	荒川洋一（臨床研修センター顧問・小児科・総合診療科部長）
研修期間	3年
修了後に取得できる資格	総合診療専門医
専攻医	東京ベイ×伊東プログラム（4名）総合診療プログラム（2名）東京ベイ浦安市川医療センター（4名）麻生飯塚病院（1名）

伊東市民病院の専門研修についてご案内します。
当病院では総合診療プログラムの基幹病院として『静岡伊豆半島総合診療専門研修プログラム』を実施しております。プログラム終了後は総合診療専門医の取得が可能です。現在１学年１名の専攻医がプログラムを実施しております。
詳細はページ内、静岡伊豆半島総合診療専門研修プログラム概要よりご覧ください。
また、東京ベイ浦安・市川医療センターの内科専門研修プログラム（新専門医制度準拠）の連携施設として、内科たすき掛けプログラムを実施しています。6ヶ月ごとに東京ベイと伊東市民病院で研修を行うプログラムです。現在1学年2名の専攻医が伊東市民病院の所属で内科たすき掛けプログラムを実施しています。

東京ベイ内科たすき掛けプログラムについての詳細・申し込みはこちら

静岡伊豆半島総合診療後期研修プログラム概要

はじめに

伊東市民病院は伊豆半島東部の二次救急医療など地域医療の中核を担っています。

250床の病院としては数多くの救急患者さんを受け入れています。（救急患者/7,256人　うち救急車での来院4,470件／令和4年度）
紹介率67.4％逆紹介率90.2％（令和4年度）と高く、地元医師会の先生方と協力しながら地域医療支援病院として貢献しています。
症例が豊富であり、東京ベイ・浦安市川医療センター（千葉県）や麻生飯塚病院（福岡県）、東海大学医学部付属病院（神奈川）等から連携施設として内科専攻医も多数集まり、初期研修医も含め、若手医師の良い研鑽の場となっています。
指導医も臨床経験豊富で様々なカンファレンス等を通じ研修の質の向上に努めています。
総合診療科も、在宅医療・緩和ケア等地域包括ケアに積極的に取り組んでいます。

目的

静岡県の様々な地域を支える診療所や病院において

各領域別専門医、一般医師、歯科医師、医療や健康に携わるその他職種等と連携する。
地域の保健・医療・介護・福祉等の様々な分野の担当者と共に、多様な医療サービス（在宅医療・緩和ケア・高齢者ケア等）を包括的かつ柔軟に提供する。
総合診療部門を有する病院において
1. 高齢患者や心理・社会・倫理問題を含む複数の健康問題を抱える患者の包括ケア。
2. 癌・非癌患者の緩和ケア等と臓器別でない外来診療(救急や複数の健康問題をもつ患者への包括ケア）を提供する。
これらのことが十分できるように教育する。

具体的には以下の7つの資質・能力を獲得することを目指す。
1. 人間中心の医療・ケア
2. 包括的総合アプローチ
3. 連携重視のマネジメント
4. 地域志向アプローチ
5. 公益に資する職業規範
6. 診療の場の多様性の理念
7. 多様な診療の場に対応する能力

研修病院群

静岡県の様々な地域を支える診療所や病院において

専門研修基幹施設
伊東市民病院
専門研修連携施設
伊豆今井浜病院　伊豆赤十字病院　いなずさ診療所　共立蒲原総合病院　静岡県立総合病院　下田メディカルセンター　西伊豆健育会病院　浜松市国民健康保険佐久間病院　菊川市立総合病院

専攻医受入数

2名

研修期間

3年間

研修計画（例）

01
総合診療研修Ⅰ

総合診療研修Ⅰでの研修12か月を予定しております。研修施設は全てへき地や医療資源に乏しい地域に該当します。主に伊豆半島で行いますが山間部の地域医療を経験するために浜松市北部に佐久間病院で研修を行うこともあります。

研修地域の実情
- へき地
  西伊豆健育会病院、浜松市国民健康保険佐久間病院
- 医療資源に乏しい地域
  賀茂医療圏（人口10万人あたり医師数147.51人）
  下田市（過疎地域自立促進特別処置法指定地域）：下田メディカルセンター、いなずさ診療所
  河津町：伊豆今井浜病院
  伊豆市（人口10万人あたりの医師数166.04人）：伊豆赤十字病院
02

研修地域の実情

総合診療専門研修Ⅱの研修最低6か月間を予定しております。伊東市民病院、静岡県立総合病院、共立蒲原総合病院、菊川市立総合病院のいずれかで研修します。
03
領域別研修
- 内科
  伊東市民病院または静岡県立総合病院で12か月行います。
- 小児科・救急科
  伊東市民病院又は静岡県立総合病院で各科それぞれ3か月行います。
- その他
  伊東市民病院で外科、整形外科、産婦人科、皮膚科、眼科、耳鼻咽喉科、リハビリテーション科の短期研修が可能です。各科と連携をとり患者対応できるのも特徴です。