病院指標
Hospital index
- 伊東市民病院について
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令和6年度 病院指標
医療の質指標
年齢階級別退院患者数
年齢区分 | 0~ | 10~ | 20~ | 30~ | 40~ | 50~ | 60~ | 70~ | 80~ | 90~ |
患者数 | 27 | 18 | 35 | 54 | 99 | 165 | 353 | 858 | 1152 | 477 |
---|
当院は、伊豆半島の中核病院として質の高い医療を提供しています。災害拠点病院、認知症疾患医療センター、地域医療支援病院の認定をうけています。 内科、循環器科、消化器内科、小児科、外科、形成外科、整形外科、脳神経外科、産婦人科、耳鼻科、眼科、麻酔科、泌尿器科、皮膚科、総合診療科で入院診療を行っています。 全体の77.5%が70歳以上と高い年齢層となっております。
データ1(qi01_age_series (4))診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
内科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均在院日数 (自院) |
平均在院日数 (全国) |
転院率 | 平均 年齢 |
患者用パス |
0400802499x0xx | 肺炎等(市中肺炎かつ75歳以上) 手術なし 手術・処置等2なし | 167 | 19.27 | 16.4 | 7.19 | 86.7 | |
110310xx99xxxx | 腎臓又は尿路の感染症 手術なし | 103 | 18.92 | 13.66 | 5.83 | 81.07 | |
010060xx99x20x | 脳梗塞 手術なし 手術・処置等22あり 定義副傷病なし | 72 | 31.04 | 16.94 | 11.11 | 77.61 | |
060340xx03x00x | 胆管(肝内外)結石、胆管炎 限局性腹腔膿瘍手術等 手術・処置等2なし 定義副傷病なし | 62 | 10.16 | 8.88 | 0 | 76.27 | |
060100xx01xxxx | 小腸大腸の良性疾患(良性腫瘍を含む。) 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 | 55 | 2 | 2.57 | 0 | 73.31 |
呼吸器系の疾患(肺炎、誤嚥性肺炎)が最も多く、尿路感染症、脳梗塞、胆管結石症が多くなっています。
平均年齢が78.6歳となっています。また各専門診療科と連携し診療を行なっております。
外科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均在院日数 (自院) |
平均在院日数 (全国) |
転院率 | 平均 年齢 |
患者用パス |
060160x001xxxx | 鼠径ヘルニア(15歳以上) ヘルニア手術 鼠径ヘルニア等 | 81 | 4.64 | 4.54 | 1.23 | 73.4 | |
060335xx0200xx | 胆嚢炎等 腹腔鏡下胆嚢摘出術等 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし | 30 | 7.33 | 7.05 | 0 | 67.8 | |
060035xx0100xx | 結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍 結腸切除術 全切除、亜全切除又は悪性腫瘍手術等 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし | 22 | 16.23 | 14.81 | 0 | 72.05 | |
090010xx010xxx | 乳房の悪性腫瘍 乳腺悪性腫瘍手術 乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴うもの(内視鏡下によるものを含む。))等 手術・処置等1なし | 20 | 8.9 | 9.77 | 0 | 77.4 | |
060210xx99000x | ヘルニアの記載のない腸閉塞 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし | 18 | 8.28 | 9.08 | 0 | 69.06 |
鼠径ヘルニアに対する手術目的の入院が一番多く、結腸の悪性腫瘍に対する切除、胆嚢結石に対しての腹腔鏡下胆のう摘出術、乳腺の悪性腫瘍に対する切除手術、虫垂炎に対する虫垂切除術、など手術を目的にしたものとなっています。
このほかにも、痔核の手術や胃の悪性腫瘍の手術、直腸の悪性腫瘍の手術を目的にしたものなどがあります。
全体的に全国に比べて在院日数が短いことも特徴です。 平均年齢は72.4歳でした。
整形外科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均在院日数 (自院) |
平均在院日数 (全国) |
転院率 | 平均 年齢 |
患者用パス |
160800xx02xxxx | 股関節・大腿近位の骨折 人工骨頭挿入術 肩、股等 | 153 | 53.3 | 25.29 | 7.19 | 84.82 | |
160690xx99xxxx | 胸椎、腰椎以下骨折損傷(胸・腰髄損傷を含む。) 手術なし | 47 | 39.36 | 19.16 | 2.13 | 82.04 | |
160800xx99xxx0 | 股関節・大腿近位の骨折 手術なし他の病院・診療所の病棟からの転院以外 | 22 | 28.41 | 13.56 | 22.73 | 85.64 | |
070230xx01xxxx | 膝関節症(変形性を含む。) 人工関節再置換術等 | 15 | 50.73 | 21.38 | 0 | 79.8 | |
160720xx01xxxx | 肩関節周辺の骨折・脱臼 骨折観血的手術 肩甲骨、上腕、大腿等 | 15 | 24.2 | 14.04 | 6.67 | 68.4 |
地域の高齢化にともない転倒に伴うケガが多くなっています。
平均年齢も74.3歳と高くなっており、大腿骨頚部骨折が一番多く、腰椎圧迫骨折、前腕の骨折、足関節骨折となっています。
リハビリテーションを中心とする、回復期リハビリテーション病棟があり、早期の在宅復帰を目指しています。
また、他院で急性期治療終えた方の受け入れもしています。
脳神経外科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均在院日数 (自院) |
平均在院日数 (全国) |
転院率 | 平均 年齢 |
患者用パス |
160100xx97x00x | 頭蓋・頭蓋内損傷 その他の手術あり 手術・処置等2なし 定義副傷病なし | 21 | 13.81 | 9.83 | 0 | 81.81 | |
160100xx99x00x | 頭蓋・頭蓋内損傷 手術なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし | 12 | 9.58 | 7.99 | 0 | 73.92 | |
010040x099000x | 非外傷性頭蓋内血腫(非外傷性硬膜下血腫以外)(JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし | 4 | 24.75 | 18.68 | 0 | 78.25 | |
010010xx03x00x | 脳腫瘍 頭蓋内腫瘍摘出術等 手術・処置等2なし 定義副傷病なし | - | - | 19.89 | - | - | |
010200xx01x00x | 水頭症 水頭症手術 脳室穿破術(神経内視鏡手術によるもの)等 手術・処置等2なし 定義副傷病なし | - | - | 18.56 | - | - |
転倒や打撲による頭蓋内損傷が多く、脳腫瘍の切除手術目的、ついでくも膜下出血、脳内出血があります。
また、未破裂脳動脈瘤に対するクリッピング術を目的を目的としたものもあります。
平均年齢は76.1歳でした。
※10件未満のものは-で表示しております
眼科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
020110xx97xxx0 | 白内障、水晶体の疾患 手術あり片眼 | 77 | 3 | 2.49 | 0 | 78.31 |
白内障の手術を行っています。
平均年齢は77.6歳でした。
泌尿器科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均在院日数 (自院) |
平均在院日数 (全国) |
転院率 | 平均 年齢 |
患者用パス |
110080xx991xxx | 前立腺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1あり | 23 | 3 | 2.45 | 0 | 74.52 | |
110420xx02xxxx | 水腎症等 経尿道的尿管ステント留置術等 | 5 | 2 | 4.07 | 0 | 81.4 | |
11012xxx97xx0x | 上部尿路疾患 その他の手術あり 定義副傷病なし | 2 | 3 | 7.3 | 0 | 94 | |
110070xx03x0xx | 膀胱腫瘍 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 手術・処置等2なし | - | - | 6.81 | - | - | |
11013xxx02xxxx | 下部尿路疾患 尿道狭窄内視鏡手術等 | - | - | 5.49 | - | - |
前立腺の悪性腫瘍に対する生検検査が多く、次いで膀胱の悪性腫瘍に対する経尿道的な手術、ステント留置を目的としたものが多くなっています。
平均年齢は76.8歳でした。
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消化器内科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均在院日数 (自院) |
平均在院日数 (全国) |
転院率 | 平均 年齢 |
患者用パス |
060100xx01xxxx | 小腸大腸の良性疾患(良性腫瘍を含む。) 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 | 44 | 2.25s | 2.57 | 0 | 69.39 | |
060020xx04xxxx | 胃の悪性腫瘍 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術 | 13 | 5.62 | 7.45 | 0 | 75.77 | |
060035xx04xx0x | 結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 定義副傷病なし | 7 | 3.14 | 3.73 | 0 | 71.43 | |
060050xx03xxxx | 肝・肝内胆管の悪性腫瘍(続発性を含む。) 血管塞栓術(頭部、胸腔、腹腔内血管等) 選択的動脈化学塞栓術 | - | - | 8.88 | - | - | |
060010xx04xxxx | 食道の悪性腫瘍(頸部を含む。) 内視鏡的食道粘膜切除術等 | - | - | 10.22 | - | - |
消化管・肝胆膵に関わる診療を行っています。
大腸ポリープの内視鏡的切除が最も多く、結腸の早期悪性腫瘍に対する内視鏡的粘膜下層剥離術、胃の早期悪性腫瘍に対する内視鏡的粘膜下層剥離術、肝胆膵に対する内視鏡的手術を目的なものがあります。
内科、外科と連携し治療を行っています。
平均年齢は75.1歳でした。
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初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
初発 | 再発 |
病期分類 基準(※) |
版数 | |||||
Stage I | Stage II | Stage III | Stage IV | 不明 | ||||
胃癌 | 12 | 1 | 3 | 19 | 20 | 5 | 1 | 8 |
大腸癌 | 10 | 8 | 19 | 16 | 21 | 16 | 1 | 8 |
乳癌 | 11 | 8 | 4 | 1 | 1 | 2 | 1 | 8 |
肺癌 | 0 | 0 | 2 | 9 | 4 | 1 | 1 | 8 |
肝癌 | 0 | 0 | 1 | 0 | 10 | 3 | 1 | 8 |
※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約
UICC(国際対がん連合)が定めた腫瘍の病期分類があり、T(原発腫瘍の広がり)
N(所属リンパ節転移の有無と拡がり)、M(遠隔転移)を評価し、癌の進行度と拡がりを がんのStageとして分類するものです。
当院では大腸がんが一番多く、次いで胃がん、乳がんとなっています。患者さまが希望される場合は静岡県立静岡がんセンターなど他の専門医療機関を紹介し、連携をとり診療を行います。
外科的、内視鏡的治療のほか化学療法も行なっています。
成人市中肺炎の重症度別患者数等
患者数 | 平均在院日数 | 平均年齢 | |
軽症 | 9 | 8.44 | 57.22 |
中等症 | 100 | 15.93 | 78.58 |
重症 | 74 | 20.34 | 86.2 |
超重症 | 14 | 25.5 | 87.64 |
不明 | 0 | 0 | 0 |
市中肺炎とは、普段の社会生活を行っている中で罹患した肺炎のことをいいます。 A-DROP指標で評価したものです。
重症度が高くなるほど平均在院日数が長くなりやすい傾向にあります。中等症以上の平均年齢が80歳を超えており高齢者は重症化しやすいことがわかります。
当院で最も多かった分類は重症で、全体の43.7%を占めています、治療には25日弱の入院が必要になっています。この統計にはコロナ感染症は含まれていません。
脳梗塞の患者数等
発症日から | 患者数 | 平均在院日数 | 平均年齢 | 転院率 |
3日以内 | 100 | 33.09 | 78.61 | 18.42 |
その他 | 14 | 35.14 | 81.14 | 2.63 |
93%の患者さまが発症から3日以内に治療を行っており、急性期治療を行ったのち、早い段階からリハビリテーションを行い、在宅復帰へと繋げています。
また、リハビリテーションを中心とする、回復期リハビリテーション病棟があり、 他院で急性期治療終えた方の受け入れもしています。
診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
内科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均 年齢 |
患者用パス |
K688 | 内視鏡的胆道ステント留置術 | 60 | 1.55 | 12.42 | 0 | 78.15 | |
K654 | 内視鏡的消化管止血術 | 52 | 1.46 | 12.58 | 5.77 | 76.52 | |
K7211 | 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 長径2cm未満 | 47 | 0.17 | 1.13 | 0 | 73.53 | |
K6871 | 内視鏡的乳頭切開術 乳頭括約筋切開のみのもの | 19 | 7.53 | 15.11 | 10.53 | 72.47 | |
K735-4 | 下部消化管ステント留置術 | 18 | 2.28 | 20.33 | 5.56 | 75.89 |
内視鏡的胆道ステント留置術は、胆道が閉塞してしまうの防ぐためにステントを内視鏡を使って挿入します。
内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術が最も多くなっています。内視鏡を用いて大腸内のポリープを切除する手術です。
切除したポリープを検査し早期がんの発見・予防に役立てます。当院では決められたスケジュールに沿って、1泊2日の経過観察入院をしていただいております。
外科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均 年齢 |
患者用パス |
K634 | 腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(両側) | 64 | 1.13 | 2.06 | 0 | 71.59 | |
K672-2 | 腹腔鏡下胆嚢摘出術 | 31 | 1.35 | 4.77 | 0 | 67.65 | |
K719-3 | 腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術 | 23 | 3.87 | 11.96 | 0 | 71.48 | |
K6335 | ヘルニア手術 鼠径ヘルニア | 20 | 1 | 4.75 | 5 | 79.55 | |
K718-22 | 腹腔鏡下虫垂切除術 虫垂周囲膿瘍を伴うもの | 14 | 1.29 | 7.86 | 0 | 56.43 |
腹部疾患や鼠径部領域・腹壁ヘルニアに対しては原則として腹腔鏡手術の方針としており、年々増加しています。
患者さんの負担が少ない手術を安全確実に行えるように努めています。
癌治療に関しては国内外のエピデンスやガイドラインに基づいた標準的治療を基本としています。そのうえで患者さんやご家族、または介護を担当される方との対話も重視し、年齢や生活環境等、個別に配慮した最適な医療を心がけています。
治療に際しては、 周術期のがんリハビリテーションや栄養指導、服薬指導、抗がん剤の副作用対策、緩和医療など、様々な専門職によるチーム医療を実践しております。
整形外科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均 年齢 |
患者用パス |
K0461 | 骨折観血的手術 肩甲骨、上腕、大腿 | 93 | 7.37 | 41.35 | 7.53 | 82.74 | |
K0811 | 人工骨頭挿入術 肩、股 | 82 | 8.99 | 45.24 | 8.54 | 82.39 | |
K0821 | 人工関節置換術 肩、股、膝 | 34 | 4.53 | 48.5 | 0 | 77.79 | |
K0462 | 骨折観血的手術 前腕、下腿、手舟状骨 | 26 | 4.27 | 24.23 | 0 | 69.19 | |
K0483 | 骨内異物(挿入物を含む。)除去術 前腕、下腿 | 13 | 0.92 | 2.15 | 0 | 52.77 |
地域の高齢化に伴い大腿骨頚部骨折が非常に多く、またその他の部位の骨折も多く、それに伴う手術を多く行っています。
また変形性関節症に対する手術も行っています。認知症や内科的合併症のある方が多いため、他診療科と連携し、看護師、薬剤師、理学療法士、作業療法士、社会福祉士などと連携により快適な社会復帰ができるよう支援しています。
また術後リハビリを専門的に行う、回復期病棟もあります。
脳神経外科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均 年齢 |
患者用パス |
K164-2 | 慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術 | 19 | 0.11 | 16.53 | 0 | 82.68 | |
K1692 | 頭蓋内腫瘍摘出術 その他のもの | - | - | - | - | - | |
K1742 | 水頭症手術 シャント手術 | - | - | - | - | - | |
K1743 | 水頭症手術 シャント再建術 腹側のもの | - | - | - | - | - | |
K1771 | 脳動脈瘤頸部クリッピング 1箇所 | - | - | - | - | - |
地域の高齢化に伴い慢性硬膜下血腫に対する慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術を行っています。
脳腫瘍摘出術、脳動脈瘤頸部クリッピング術も行っています。
眼科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均 年齢 |
患者用パス |
K2821 | 水晶体再建術 眼内レンズを挿入する場合 その他のもの | 75 | 0 | 2 | 0 | 78.27 | |
K2822 | 水晶体再建術 眼内レンズを挿入しない場合 | - | - | - | - | - |
白内障に対する手術を行っています。
消化器内科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均 年齢 |
患者用パス |
K7211 | 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 長径2cm未満 | 35 | 0.23 | 1.14 | 0 | 69.86 | |
K7212 | 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 長径2cm以上 | 17 | 0.24 | 1.18 | 0 | 69.82 | |
K6532 | 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術 早期悪性腫瘍胃粘膜下層剥離術 | 12 | 0.92 | 4 | 0 | 75.83 | |
K721-4 | 早期悪性腫瘍大腸粘膜下層剥離術 | - | - | - | - | - | |
K6152 | 血管塞栓術(頭部、胸腔、腹腔内血管等) 選択的動脈化学塞栓術 | - | - | - | - | - |
大腸ポリープに対する内視鏡的手術が多く、ほとんどが2cm未満のポリープです。胃・大腸早期悪性腫瘍に対する粘膜下層剥離術や、胆嚢、胆管、すい臓、膵管の疾患に対する内視鏡的胆道ステント留置術を行っています。
その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)
DPC | 傷病名 | 入院契機 | 症例数 | 発生率 |
130100 | 播種性血管内凝固症候群 | 同一 | 0 | 0.00% |
異なる | 0 | 0.00% | ||
180010 | 敗血症 | 同一 | 27 | 0.83% |
異なる | 8 | 0.25% | ||
180035 | その他の真菌感染症 | 同一 | 0 | 0.00% |
異なる | 0 | 0.00% | ||
180040 | 手術・処置等の合併症 | 同一 | 6 | 0.19% |
異なる | 1 | 0.03% |
疾患があり症状が急変した症例と手術・処置等の合併症です。
肺炎や尿路感染、癌などで入院後も全身状態が悪化し播種性血管内凝固症候群や敗血症といった重篤な病態となった件数です。
手術や処置などは合併症を起こさないように可能な限り細心の注意を払い安全に行っています。
しかし、合併症はどうしても一定の確率で起こり得るため、起こり得る合併症については事前に可能な限り患者さんに説明したうえで、手術や処置を行うことに同意をいただいております。
リスクレベルが「中」以上の手術を施行した患者の肺血栓塞栓症の予防対策の実施率
肺血栓塞栓症発症のリスクレベルが 「中」以上の手術を施行した 退院患者数(分母) |
分母のうち、肺血栓塞栓症の 予防対策が実施された患者数(分子) |
リスクレベルが「中」以上の手術を 施行した患者の肺血栓塞栓症の 予防対策の実施率 |
363 | 285 | 78.51% |
下肢の静脈で深部静脈血栓症(いわゆるエコノミークラス症候群)を発症し、血栓が肺の静脈に詰まることで、肺血栓塞栓症となります。
手術をされる患者さんで、特にリスクレベルが高いと判断された場合に肺血栓塞栓症予防を行っております。
リスクレベルは年齢、大きな手術など手術の種類、過去に肺血栓塞栓症の既往があることなどにより分類されております。
血液培養2セット実施率
血液培養オーダー日数(分母) | 血液培養オーダーが1日に 2件以上ある日数(分子) |
血液培養2セット実施率 |
1340 | 1308 | 97.61% |
発熱があり肺炎・尿路感染症の無い患者さんには原則全症例血液培養2セット法を実施しています。
データ9(qi09_blood_cul_rate)広域スペクトル抗菌薬使用時の細菌培養実施率
広域スペクトルの抗菌薬が 処方された退院患者数(分母) |
分母のうち、入院日以降抗菌薬処方日 までの間に細菌培養同定検査が 実施された患者数(分子) |
広域スペクトル抗菌薬使用時の 細菌培養実施率 |
443 | 376 | 84.86% |
高齢者の発熱患者に対しては抗生剤の種類に関わらず細菌培養検査を実施しています。喀痰と尿の細菌培養が多く、血液培養は腹部消化器感染症の疑いや、敗血症疑いに対して積極的に実施しています。
データ10(qi10_bacteria_cul_rate)転倒・転落発生率
退院患者の在院日数の総和 もしくは入院患者延べ数(分母) |
退院患者に発生した転倒・転落件数 (分子) |
転倒・転落発生率 |
55247 | 31 | 0.56‰ |
入院中は、体力の低下や慣れない生活環境の為に、ベッドからの転落や病室・廊下での転倒が起こることがあります。
「転倒・転落発生率」とは、入院された患者様のうち実際に転倒や転落が起こった割合を示す指標です。当院では、ベッド柵の使用や転倒防止マット等でより安全に入院生活を送っていただけるよう改善に努めています。
当院の転倒・転落発生率は、0.56‰でした。
転倒転落によるインシデント影響度分類レベル3b以上の発生率
退院患者の在院日数の総和 もしくは入院患者延べ数(分母) |
退院患者に発生したインシデント 影響度分類レベル3b以上の 転倒・転落の発生件数(分子) |
転倒転落によるインシデント影響度 分類レベル3b以上の発生率 |
55247 | 0 | 0‰ |
入院中の転倒やベッドからの転落は少なくありません。原因としては、入院という環境の変化によるものや疾患そのもの、治療・手術等による身体的なものなど様々です。
当院では、入院時の転倒リスク評価を徹底し、リスクが高い場合は個別の対策を行います。また研修や環境整備を行い、重大なケガを未然に防ぐよう努めています。
また分類レベル3b以上とは、以下のような重度の有害事象を指します:骨折、手術の必要、入院日数の延長、外来患者の入院、人工呼吸器の装着など。
当院の転倒転落によるインシデント影響度分類レベル3b以上の発生率は、0‰でした。
手術開始前1時間以内の予防的抗菌薬投与率
全身麻酔手術で、 予防的抗菌薬投与が実施された 手術件数(分母) |
分母のうち、手術開始前 1時間以内に予防的抗菌薬が 投与開始された手術件数(分子) |
手術開始前1時間以内の 予防的抗菌薬投与率 |
323 | 323 | 100% |
この指標は、手術を受けられる患者様のうち、感染を防ぐための薬を適切な時間に投与できた割合を示しています。
手術後の感染を防ぐために、抗生物質をあらかじめ投与することを予防的抗菌薬投与と言います。特に、手術が始まる1時間以内に投与することが最も効果的に感染を防ぐことが分かっています。
当院の手術開始前1時間以内の予防的抗菌薬の投与率は100%となっております。
d2(真皮までの損傷)以上の褥瘡発生率
退院患者の在院日数の総和 もしくは除外条件に該当する患者を除いた 入院患者延べ数(分母) |
褥瘡(d2(真皮までの損傷)以上の 褥瘡)の発生患者数(分子) |
d2(真皮までの損傷)以上の 褥瘡発生率 |
51123 | 7 | 0.01% |
褥瘡(床ずれ)は、長い時間同じ姿勢で寝ていると、皮膚やその下の組織が圧迫されて傷つき、ただれや潰瘍が出来てしまう状態です。褥瘡は、皮膚の損傷の深さによって段階的に分類されます。
d2以上の褥瘡発生率とは、皮膚が浅い赤みを超えて、より深い褥瘡が新たに出来た割合を示す指標です。
・d2:赤みがある程度の状態(皮膚表面のみ)
・d2以上:皮膚の内側(真皮)まで傷ついた状態からそれより深い損傷まで
当院のd2以上の褥瘡発生率は、0.01%でした。
65歳以上の患者の入院早期の栄養アセスメント実施割合
65歳以上の退院患者数 (分母) |
分母のうち、入院後48時間以内に 栄養アセスメントが実施された 患者数(分子) |
65歳以上の患者の入院早期の 栄養アセスメント実施割合 |
2528 | 200 | 7.91% |
この指標は、入院された65歳以上の患者様のうち早い段階で栄養状態の確認(体重・食事量・血液検査などを用いた評価)を行った割合を示しています。
高齢の方は、入院をきっかけに食欲が落ちたり、動けないことで筋肉が減ることで、栄養状態が悪くなりやすいことが知られています。
栄養状態が低下すると、病気の回復が遅れたり、合併症が起こりやすくなります。患者様の状態(緊急手術や入院直後で体調が不安定等)や治療を優先した結果、すべての患者様に早期に栄養アセスメントが行えない場合もありますが、早期に低栄養リスクを評価し、適切な介入ができるよう努めています。
当院の65歳以上患者の入院早期の栄養アセスメント実施割合は、7.91%でした。
身体的拘束の実施率
退院患者の在院日数の総和 (分母) |
分母のうち、身体的拘束日数の総和 (分子) |
身体的拘束の実施率 |
55247 | 2571 | 4.65% |
身体的拘束とは、入院中に点滴や酸素チューブを自分で外してしまったり、夜間にベッドから立ち上がって転倒してしまうリスクがある場合、安全を守るため身体の一部をベルトや手袋などで一時的に動かしにくくすることを言います。
当院では、患者様等の尊厳と主体性を尊重し、拘束を安易に正当化することなく、職員一人一人が身体的・精神的弊害、社会的弊害を理解し、身体拘束最小化に向けた意識を持ち、身体拘束をしないケアの実施に努めています。
なお、当院では身体拘束最小化の指針、行動制限マニュアル等を制定しております。
当院の身体的拘束の実施率は、4.65%でした。
更新履歴:R7.9.30 更新