今回は J1 大野水季先生からのプレゼンで 、 最近の救急診療で経験した Brown Séquard Syndrome (ブラウン・セカール症候群/脊髄半側症候群 の報告でした。結局、抗アクアポリン 4 抗体陽性の NMOSD Neuro Myeritis Optica Spectrum Disorder )と最終診断された症例です(追加を画像で添付 します )。調べてみますと Brown Séquard Syndrome はシャルル=エドゥアール・ブラウン・セカール(Charles Édouard Brown Séquard) 先生によって 200 年近くも以前に発見された病態だそうです。報告・関連ジャーナルの”Lancet ”もそういえば発刊 200 年(発刊年 1823 年)にもなっているのですね(ちなみに The New England Jounal of Medicine は発刊 1812 年)。
ブラウン・セカール先生の教えを 200 年の後に我々が体現している というのは 、 なんと ドラマチック な話 なんだろうか 、 と感慨にふけるのは私の歳のせいでしょうか。参加されていた春山先生、岡田先生、松田先生には伝わったかな?今回も大変勉強になりました。大野先生(指導医:荒川・横山先生)ありがとうございました。
<伊東ベテランズ 川合からの報告です>