救急外来での動き方 背部痛の症例で考察
今回は総合診療科Senior1岡田暁生先生からの解説でした。中年女性が突然発症の背部痛で歩行困難となり救急搬送されました。担当された岡田先生からリアルタイムでの状況と思考プロセスの紹介がありました。当初から懸念されたStanford A型大動脈解離の診断となり、ご自身で同乗されて後方病院へ転送されました。年間3500の救急車搬入を受け入れる当院で(令和4年度は4500件)、例年10例以上の大動脈解離症例を経験します(約半数は心肺停止・CPAで搬送されます)。先生の経験と解説が緊張をもって拝聴されました。
読影が必ずしも容易でない来院時胸部単純CTでの” intimal flap”像とメッセージを添付しときました。今回も大変勉強になりました。
<伊東ベテランズ 川合からの報告です>