救急外来で診察した丹毒疑いの一例
皮膚感染症を理解するのは必ずしも容易でなく、知識の整理も必要だなと感じます。牛嶋先生がいうように、診断が遅れると致死的になる壊死性軟部組織感染症necrotizing soft tissue infection(NSTI)の可能性は無いかと、外来(救急)診療では慎重でなければなりません。今回は牛嶋先生が救急外来で経験した丹毒(erysipelas)症例の紹介でしたが、踏み込んで蜂窩織炎、NSTIの診断についてmini lectureがありました。Laboratory Risk Indicator for Necrotizing Fasciitis(LRINEC)スコアも有用で参考になることが紹介されて、ベテランの私にも大変勉強になりました。
<伊東ベテランズ 川合からの報告です>